ゲーテがマリアンヌに贈った詩とイチョウの葉のレプリカ
「西東詩集」に描かれた詩

 東洋から伝わったイチョウの葉。ヨーロッパの人々はその神秘的な葉のカタチからさまざまな発想を生んだ。
詩人、哲学者として知られ、科学者、植物学者でもあったゲーテもその一人である。
ゲーテは深く中央で切れ込む二又脈系のイチョウの葉に、離れ、また、結ばれようとする二つの心の微妙な動きをイ メージしたのに違いない。そのイメージがカタチを結ぶものが「西東詩集(1819〜20年刊)」に記されている「ギン ゴビローバ」の詩である。
 かつてフランクフルトで見たことのあるイチョウの葉を、ハイデルベルクで再び目にして、ゲーテはそのとき、心を捧げていた二つの思いをイチョウの葉に託した。一つは久し振りに書きはじめていた『西東詩集』、もう一つは当時思いを寄せていた銀行員の妻、マリアンヌ・フォン・ヴィレマーへの叶わぬ愛である。ゲーテはイチョウの葉に彼女への思いを込めた「ギンゴビローバ」という詩をつくり、二枚のイチョウの葉とともに贈った。この「ギンゴビローバ」の詩が『西東詩集』全体の流れをつくっている。

愛と友情を表わすイチョウの葉
 当時、ゲーテはペルシャの詩人ハーフィスに傾倒し、斬新なもの、エキゾチックなものに対する憤れも強かった。
それが、イチョウの葉を彼の創作意欲に結びつけた。また、才能に富んだマリアンヌは既にゲーテから贈られた『ハーフィス詩集』によって東洋詩の基本を学び、二人の間で通じる暗号をつくり出したり、ゲーテから自分に向けられた詩に対して、相聞歌のように、自らも『西東詩集』風の詩をつくり応えていた。その中でもできばえのいい詩『「東風」と「西風」に寄せる歌』はゲーテがわ ずかに手を入れて、『西東詩集』の中に収めている。
1815年9月23日、ハイデルベルクで再び、マリアンヌと会ったゲーテは、ハイデルベルク城の庭にあるイチョウの木を彼女と見ながら、その葉を二枚手に取ってこの詩が書かれた紙の上に載せた。ニ十七日、ゲーテはこの紙とイチョウの葉をマリアンヌに送る。その後、二人は二度と会うことがなかった。 ニつの部分が一つに結ばれるイチョウ葉のカタチ。ドイツではイチョウ葉は愛と友情の印とされている。

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